不妊治療をしていた頃、治療していることは周りにあまり伝えていなかったのでほとんどの人がわたしが不妊治療中であることを知らなかったのですが、時々言われる何気ない一言にけっこう傷ついたりということがありました。
現在は一児の母となることができましたが、当時のことを少し振り返って見たいと思います。
言われて傷ついた何気ない言葉
『お子さんは?』
この言葉はダントツでよく言われてました。
『結婚しています』というと必ずといっていいほど聞かれます。もちろん聞いてくる相手は悪気なんて微塵もなく、会話の流れとか会話を広げようとかで何気なく聞いているのでしょうが、『まだいないんです〜』と笑顔でかわすのはけっこうしんどかったです。
『子供は2人がいいよ』
これを言ってくる人は何の根拠があって『子供は2人がいい』と思っていて、そして何故それを他人に言ってくるのですかね?
これを言われてもわたしは『そうですね〜』と返すのが精一杯です。
っというか、まだ子供1人もいないんですけどって感じでした。
『早く子供産んだ方がいいよ』
そんなこと言う人いるの?と思う方もいるかもしれませんが、いたんです。
その人は、『体力のある若いうちに早く子供産んだ方がいいよ』という意味合いでわざわざアドバイスしてくれたみたいですが、大きなお世話でした。
『子供がいないうちにたくさん遊んでおきな』
子持ちの先輩に言われた言葉です。
子供ができると育児に時間をとられて、自分の時間なくなっちゃいますもんね。もちろんこの先輩も嫌味で言ったわけではないのでしょうが、自分の自由な時間なんていらないから早く子供が欲しかったわたしからすると少し複雑な気持ちになる言葉でした。
『治療辞めたらできる』
不妊治療中はSNSやネットで色々な情報を調べまくりで検索魔と化していたのですが、その中でよく目にする言葉が『不妊治療を辞めたらできました』『一度休憩で病院に行くのを辞めたら授かりました』などなど。
治療がストレスになっていて、そのストレスから解放されることで良い方向に向かうのかもしれませんが、数値的に自然妊娠が難しいと言われていたわたしにとってはモヤっとするだけの言葉でした。
まとめ
不妊治療は想像以上に精神を削られるもので、治療中は他人の妊娠や育児、何気ない言葉などに過剰に反応していました。
最初はポジティブな気持ちで不妊治療を始めたものの、そのポジティブな気持ちは毎月削ぎ落とされて、どんどんネガティブになっていくんですよね。
そのネガティブのせいで、わたしのことを思ってのアドバイスや言葉にさえも過剰に反応して勝手に傷ついたりしていたこともあったと思います。
不妊治療は体力やお金を使いますが、何より精神力を大きく削られるものなのだと少しでも多くの方に知ってもらえたらなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
では、また!